隣に誰かがいるのが怖い

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特に何か大きな事件が起きるでもなく、毎日を粛々と生きている。バレンタイン商戦にまんまと乗っかって買ったベルアメールのチョコがおいしくて幸せだ。こういう些細な幸せを浴びるように摂取してポクッと息絶えたい。

 

平日は職場と自宅の往復、帰宅して23時頃までに寝る。夜更かしをしなくなって朝なかなか起きれないということは減ったが、相変わらずギリギリの電車に乗っているし、夜に映画を見たりする時間も減ったのでどうしたものかなと思っている。

休日は人と会って温泉に行ったり磯丸水産ホンビノス貝を焼いたり作ってもらったご飯を食べたりひたすらヨシヒコを見たり。明らかに疑いようもなく楽しく幸せな時間であるけれど、たまに2人でいることがどうしようもなくしんどくなることがある。

この手の話は既に何度もここで吐き出していて、もうそういうものですよと思って生きていくしかないのだ。ないのだけれど、何だか急につらい気持ちになってしまって、ずっと買おうと思っていたイヤホンを衝動買いしたりしている。

 

生活がどこまでもいっぱいいっぱいだ。何も不自由なく、仕事含め自分の出来る範囲で自分の好きなことをやっているつもりなのだけれど、どうしてかそんな風に感じることがある。

こうして愚痴ばかりこぼしていたって仕方ない、仕方ないのだが、昨日の自分の発言を延々と反省したり、あれはなかったなと落ち込んだり、そういうことばかりで時間が過ぎる。

気分のムラ。要は気分のムラがひどいのだ。かの宇多田ヒカルも「気分のムラは仕方ないね」と歌っていたけれど、定期的な周期でこういう気持ちになることがある。肉体とは、ホルモンとは、かくも余計な仕事ばかりするものだろうか。早く脳みそだけで生活できるSFの世界で生きたい。

 

自分の機嫌は自分で取らなきゃいけないし、藪で蛇をつついて落ち込んでいる場合でもない。その解決を他人に委ねるのはちゃんちゃらおかしい話で、私はまず誰よりも私のことを愛してあげなければいけないし、楽しくいられるように気を回してあげなくてはいけない。

やっていく、私はうまくやっていく。ひたすらにそう唱えながら電車に揺られている。最寄り駅まではまだ遠い。

唐辛子は野菜です

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先週の水曜日、生まれて初めてブータン料理を食べた。そもそもブータン料理と聞いてもどういうものなのか皆目見当がつかないのが普通だと思う。

一言で説明すると「唐辛子がめちゃくちゃに入った辛くて旨い肉と米」みたいな感じなのだが、スペアリブ(写真の左の方の肉の塊)が非常においしかった。あと餃子のようなもの(モモ?)もうまい。肉と小麦粉の組み合わせでうまくない訳がない。

店内に置いてあった「地球の歩き方 ブータン」に記載されていた『唐辛子は野菜です』というパワーワードには恐れおののいたが、食べてみると意外とそうでもないというか、普通にいけたしおいしかったのでぜひ。
でも最終的に私の中で優勝したのはラッシーだった。ラッシー、総合的にめちゃめちゃおいしかったです。

 

仕事の方にも大分慣れてきて、毎日楽しいなあと思いながら働いている。それは多分すごくありがたくて得がたいことなので、自分にできる範囲で頑張ろうと思いつつ粛々と働く。

身体のこともあるし無理をしないようにと思ってここ最近は毎日23時までには寝るようにしている。そうすると比較的朝が楽なのと、「早く寝たぞ!」という己への免罪符のようなものが獲得できていい。昼間にいくら眠くても、前の晩に早く寝ているのだからそれは自分のせいではないという心持ちでいることができるというのは大きい。

まだまだ人に読んでもらうようなレベルではないけれど、文章を書いたり、色々な人に会ったり、毎日がめまぐるしく過ぎていく。午後9時現在で既に眠いので、程よい疲れが正しく蓄積しているのかもしれない。それはすごく良いことだと思う。

 

昨日はものすごく久しぶりに写真に写った。プロのカメラマンの方に写真を撮られるなんて、成人式の前撮り以来ではないだろうか(そもそもそんな経験は人生にそう何度もあるものではない)。

写真があまり好きではないので、顔が写らないというのはとてもありがたい。と同時に、本当に最近きちんとした写真を撮っていないので、今死んだら葬式に飾る写真が全くなくて親族が困るだろうなと思った。

その瞬間がそのまま残るという意味で、写真ってやっぱり特別なものだよなあと思う。例えニコアンドでセールになっていたニットとめちゃめちゃ安く買ったスカートで写っていたとしても……。

すごく綺麗に撮ってもらったので(繰り返すが顔は写っていない)、記事になるのが楽しみだ。

 

日曜日、住む家が決まった。この物件が非常に面白くて、いろいろと書きたいことはあるのだけれど、これは実際に引っ越しが終わった後にしよう。

ただ、すごく私が好きそうというか、自分に合っているなと思える物件が見つかって本当によかったし嬉しい。そして、それを相手も気に入ってくれて、何の衝突もなく満場一致で気持ちよく決められたのもよかった。

引っ越しはほとんど初めてなので、来月は少しばたばたしそうだ。けれど、去年の年末からいろいろなことが一気にいい方向に動き始めていて、のっておかないと損だなと思っている。

自分と一緒に暮らすことを選択してくれる相手がいるというのはありがたいことだ。私には大した金も人脈も容姿も清い心も備わっていないが、多少のユーモアなら用意できそうだし、どうにかこうにかして楽しませるということは忘れないようにしたい。

本当はこういうことを面と向かって本人に伝えるべきなのだけれど、そういう点について私はどうにも駄目だ。すぐに茶化すし、面白くしようとしてしまって、本人にも他の人にも本当の気持ちを伝えられないでいる(そもそも本当の気持ちなんてあるのか?)。

せめて、どんな小さなことでもありがとうございますと感謝の気持ちを伝えることだけはできたらいいな、と思った。

そこで楽しくやっていくしかない

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時計を買った。刑務所のように必要最低限のものしかない自室が華やいだらいいな、とそんなことを思ってうきうきしながら持ち帰ったが、私はすこぶる詰めが甘いので壁に掛けるための道具がないことを忘れていた。

せっかく一目惚れして買ったのに、と残念に思いながら、仕方なく平置きされた時計の動かない針を見ている。これが動くのはいつだろう。壁に刺すピンくらいさっと買えばいいものを、「また今度でいいや」が積み重なって今に至る。

そんな風に考えていたのがつい4日前くらいのこと。人生とはまこと面白いもので、気付いたらトントン拍子に自分を取り巻く世界は変わっていく。それこそ坂道を石ころが転がっていくが如く、気付いた時には「あ、こんなところまで来たんだな」と後ろを振り返って懐かしくなったりするものだ。

恐らくなのだけれど、私は近いうちに家を出ることになるらしい。らしいというか、多分、十中八九そうなる。3日前にそう決まった。転職が決まった昨年末から、何だかずっと下りっ放しのジェットコースターを眺めている気分だ。

「将来的に、どこかのタイミングで一緒に暮らしましょう」

以前、そんなようなことを言ってくれたことがあった。私はと言えば、自分から「家を出たい」と打診したくせ、そのタイミングが今になるとは思っていなかった。

私がもう大分長いこと家族との接し方について少なからず頭を悩ませていることを理解した上で、そこから物理的に抜け出したいという意志を汲んでくれようとしている。それは何てありがたいことだろう。むっとすることも指をさして非難したくなることもあるけれど、私に向かう純粋な好意に感謝することだけは忘れてはいけない。そこだけは忘れたくはない。

生きていくだけ。あとはもう、生きていくだけだ。最近はそんな風に思う。自分で納得のできる仕事があって、少しずつだけど、決して上手ではないけれど、新しい家も作っていって。あとはもう、そこで楽しくやっていくしかない気がしている。

買った時計に、まだ電池は入れていない。新しい部屋ができたら、そこで初めてちゃんと動かしてみればいい。

息を吸うともれなくむせる

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働きはじめて1週間が経った。

取材先に同行させて貰えたり、出先でおいしいカフェを見つけてはしゃいだり、歓迎会でチームのメンバーとお酒を飲んだり、なんだかジェットコースターのような5日間だった。

 

新しい会社にも少し慣れることができてよかったな〜と思っていたら、気が緩んだのか昨日からまたも体調を崩している。新年初寝込み。こう書いたところでさして嬉しくないし何より全くめでたくない。

 

喉をやられた。声が出ない、というのは不便だ。ここまで喉がカッスカスになってしゃがれ声しか出ないのは5年ぶりくらい、下手したらもっとかもしれない。

伝えたいことが伝えられないというのは非常に歯がゆい。息を吸うと咳が出る、声を出そうと口を開くと咳が出る、ここ2日くらいはずっとそんな調子だ。自由に喋れて歌えるのは当たり前じゃないんだなあ、なんて月並みなことを思う日々である。

とにかく喉が気持ち悪く、だらだらと微熱も続いていてやることがないので、父の買ってきてくれたスポーツドリンクをがぶ飲みし、ゼリーを流し込み、あとはひたすらに寝ている。

 

もっと書きたいことややりたいことはあるのだが、いかんせん体が言うことを聞かないので取り急ぎこうして日記をつけている。

この間お邪魔したお店でとても綺麗な時計をお迎えさせていただいたので(これで今年の抱負のうちの1つは早速達成できて安心している)、次はそれについて少し時間を掛けて書こうと思う。時計だけに(?)。

新しい会社で働き始めました

月曜日から新しい会社にお世話になっている。その関係で久しぶりにばたばたとしていて、なかなかゆっくり文章を書いたり映画を見たりできていないけれど、新しい環境は刺激的で気持ちとしては調子がいい。

今の会社で殊に気に入っているところは、決まった席で作業しなくてもよいというところだ。私の肉体は周りに人がいるだけで著しく集中力を損なう不親切設計なので、周りに人が少ないスペースでのびのびと作業できるという点は非常にありがたい。

前職との違いであっぷあっぷしている部分もまだまだたくさんあるけれど、それ以上にわくわくしている部分も大きい。少しずつ慣れていけたらいいなと思う。

 

目下の心配事は、会社近くのナチュラルローソンで何かにつけて散財してしまいそうなことだ。出社数日目にして既にグミやらクッキーやらを無駄に買っている。これを続けていたら破産するぞ、と財布の紐を締めた(つもり)。

 

通勤時間が倍に増えたことについては、今のところ特別苦痛には感じないが、単純に仕事のしやすさという観点ではやっぱり近い方がいいなというのは感じている。やむを得ない残業をするにも家までの距離は明確にネックになる。これからバリバリやっていくのであればやはりどこかで近くに越した方が良いかもしれない。

とはいえまあそこは3月末までに話し合うことになっているし、今はそんなに考えても仕方ないかな、と思うことにする。

 

週末をとても楽しみにしている。

土曜は中学校の頃の友だちと、日曜は大学の友達と会うことになっている。

双方積もる話があるはずで、私は基本的に人とあーでもないこーでもないと色々な話をするのが好きなので(人といること自体が苦手な場面が多いわりに)、たまに巡ってくるこういう機会を待ち遠しく思っている。