20代クソオタク女がマッチングアプリを使ってみた話

お久しぶりです。
1年前くらいの自分が声優のガチ恋を拗らせててアイタタタって感じなんですけど、後々その状態から前向きに抜け出せたという事実が結構いい話なので(そうか?)、消さずにとっておきます。

さて、突然ですが、今回はここ2、3ヶ月くらい使っているマッチングアプリの簡単なレポみたいなものを書きます。もし周りにこの手のものを使ってみたいとか考えてる人がいたらちょっとでも参考になれば……と思ったんですがそもそもそんな人材はいないな。解散。

ちなみに活動をするに至った動機は突き詰めていくとシンプルに「孤独死したくない」という一言に尽きます。例え子どもがいなくても、パートナーを看取った後どうにかして施設か何かで死ぬ、もしくはパートナーに看取られるという死に方をしたいので。

生々しい話でアレですが、何にせよそのためには金がいる。1人より2人の方がお金は貯まるよね!という甘い見通しです。いや、でも大事なことじゃない……?精神的にも経済的にも支え合っていける相手がいるならそれに越したことはないだろ……。

 

ということで、早速ですが今回の活動(恋活という言葉は好きじゃないし婚活というほど本気ではないので単に活動とする)において使用したアプリは下記の2つです。

 ・Poiboy
これは確かmixiかどこかの運営で、アクション(FBの「いいね!」みたいなやつ)としては「女性→男性」の一方通行のみ。ルールも極めてシンプルで、相手を選ぶ段階ではプロフィールや学歴などは一切表示されず、ただルックスだけで選ぶというもの。

1ヶ月くらい使ってたんですけど、結局顔だけで選ぶのってリスクが高いし、まず「いいね!」を送らないことにはプロフィールが見れないのでかなり面倒臭い。で、いざこっちからいいねを送ると突然向こうから「今晩空いてます!」とか送られてきて「いや知らんがな」となったりすることがままあるので、そういう気軽な関係性を求めている相手が多い印象。

・タップル
こちらはCA運営で、検索を掛ける時点で学歴や年齢、年収とかでフィルターを掛けられるし、「いいね!」とか送る前にプロフィールを確認できる。アクションも相互で、女性からも男性からもいいね!を送れる。
あと、嫌な話ですが実際のところこの学歴フィルタリングがめちゃくちゃ便利で、例えばざっくり言うと「大卒で年収○○円以上のオタク」とかそういう検索ができる。

ちなみにちょっと男性側で登録して試してみたらクソサクラ臭い顔の良いナオンがたくさん表示されてただただ「出会いてえ……」になりました。実際のところ彼女たちが本当にサクラなのかマジのユーザーなのかは分からん。
あとFB連携が必須じゃないのでFBアカウントを持っていなくても登録できる。これは私のように社会生活諦めオタク的には結構でかい。

 

 で、結論から言うと今回それぞれのアプリで1人ずつの相手と実際にお茶なりご飯なりに行ったのですが、活動に際しての大まかな指針は以下のような感じでした。
実施人数が少ないのは大目に見てくれ。そもそも人に会うのが面倒なんだよな(失格)

――

・こちらのプロフィールには「音楽好きであること」「社会人であること」「まあまあのオタクであること」あたりを盛り込み、最低限の会話のためのフックを仕込んでおく

・基本的に「音楽の趣味がそこそこ合うか」「オタク趣味に理解があるか」のどちらかの条件は必須とする(顔や学歴、年収だけで選ばない)

・余りにも顔面の整っている相手は避ける(単に顔の良い男が恐ろしいので)

・多少のリスク回避のためにメッセージのやり取りをするのは大卒に絞る(意味があるかどうかと言われると微妙だが)

・喫煙者は避ける(書き忘れてたけどタップルはこのフィルターも最高ポイントですね。絶対に喫煙者NGという訳ではないけど篩に掛けられるなら掛けたいので)

――

前述の通り、基本的にどのアプリにも恐らく男女問わず所謂「ヤリモク」はいるので、その手の人間を避けるためにプロフィールに趣味とか年収とかの情報をしっかり書いている相手としかメッセージのやり取りはしない感じです。

タップルの場合、相互に「いいね!」することで初めてメッセージのやり取りができるようになるシステムなので、基本的には毎日20通くらい届く「いいね!」をちぎっては投げちぎっては投げしていって、気の合いそうな人がいたら返して…みたいな流れをひたすら繰り返す。

 

それを3日くらい続けたところで、とにかく男性側のプロフィールの一辺倒さ、メッセージの怠さに嫌気が差してきて、多分みんなここで挫けるんじゃねえかなあと思う。
具体的にどういう感じかというと、↓みたいな感じ。
――

・プロフィール写真がヘタ(もうちょっと上手く自撮りしろ)

・単純にプロフィールが簡素すぎる(「よろしくお願いします!」だけとかザラにいる)

・「休日は友達や会社の同期と飲みに行ったり、ネトフリで映画とか見てます!あとたまにボルダリングも!仲良くなったら飲みに行きましょ~」みたいな定型文が死ぬほど量産されてる

・「よろしくお願いします!」「お仕事は何されてるんですか?」「僕も○○(バンド名)好きです!」といった返信に困るメッセージが送られてくる

・「!」の多用、無駄な顔文字の乱舞に疲弊する

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 いや、お前ら全員コピペなのかと。本当にそう思うくらい定型文のプロフ&メッセージが溢れている。
そういう中でプロフに「最近BLCDのレコーディングの仕事ばっかり来ます」とか書いてあるとオッと嫌でも目を引くので(実際にいた)、何かそういうプラスαがないとそもそも「こちらから相手を選ぶ」ということのハードルがクソ高い。

ただ、いざそういう相手とメッセージをやり取りするようになっても、結局先に上げたみたいな文体の好みの不一致とかだらだらと続く中身のないやりとりに嫌気がさして流れたりする。

 

なので、途中からはもう気持ちを切り替えて「これは営業活動」と割り切った上で気になった人にはこちらから「じゃあとりあえずご飯でも行きませんか」と誘うようにしたところ、それまでよりは精神的な怠さが軽減されました。
なんか意識高い系みたいになって本当にアレなのですけど、実際マジで会った方が早い。これはまだ2人しか会ってない今の段階でも確実に言える。

ちなみにそんな感じで誘ったロキノン男子にはドタキャン食らいました。そういうこともあるよね。私も現在進行形で別の相手に対してドタキャン祭り(理由がない訳ではない)を繰り広げているので気持ちは分かる。面倒くさくなっちゃうんだよな…。

で、こちらとしてはやっぱり相手側の方から程よいタイミングで「じゃあ今度お茶でもしませんか?」とかって言ってもらった方がある意味では気が楽だし、「おっ他の人と違って結構乗り気で考えてくれてるな」っていうのが分かるのでありがたいんですよね。

ある程度趣味が合うのが分かっていれば会話もそこまで困らないだろうし、「まあとりあえず会ってみるかー」と思えるので、そのためにも何かしら共通の趣味があるっていうのはやっぱりデカい。ちなみに会った2人のうち1人は音楽、1人はオタクってことで2人とも話題に困りはしなかった。

 

で、まあ結局何が言いたいのかって言うと、マッチングアプリは「期間を決めて」「条件を絞って」「まずは会ってみる」くらいの気持ちで使わないと多分続かないしそこそこの結果も得られないんじゃないかなって話です。

例えアプリで即恋人ができなくても、気の合う茶飲み友達ができればそれはそれでありな訳で、趣味友が増えるくらいの感覚であんまり重く考えずに使ってみるのがいいような気がする。
実際私も「ヤリモクが多そう」(お前が気にしてどうする)とか「アプリで人と会うなんて怖い」とか諸々の抵抗はありましたが、考えてみればオタクのオフ会と同じようなもんです。別に軽く茶飲んで帰るだけなら何もないし、「2回目はないな」と思えばフェードアウトすればいいし。

ただ、LINEとか教えちゃうとちょっと面倒だなって時はあるかもしれないですね。まだ全然話してないのに「会いませんか?」みたいなのがLINEでゴンゴン来ると普通に引く。なんだそのエネルギーはオメーとなる。

 

幸い、私の場合は気の合う友人という感じの相手と楽しくお酒を飲むことができるようになったので、結果的にアプリを使って良かったなとは思っています。交友関係が広がるのは単純に好ましいことなので…。「レポなら実際に恋人作ってから書けよ」という圧は勘弁してください。

あと、特に女性の場合は男性と違ってほとんどの機能を無料で使えたりするので、ちょっとでも興味のある人はやってみるといいんじゃないかな~と思います。タップルは今のところ結構オススメ。おれはCAの回し者なのか?

最後に、世のマッチングアプリ使用男性たちはちゃんとこのR25の記事を読もうな。ちゃんとマッチングアプリならではの悩みにフォーカスした良記事だと思うので。(考えたらこれもCAのサービスじゃねえか)

r25.jp

おわり。