2018-11-01から1ヶ月間の記事一覧

ふわふわだった彼女のことを思い出す

オフィスでは四六時中PCモニタの前に張り付いているので、気を抜くとすぐに2018年ブログの旅に出てしまう。 日記系のブログは良い。誰かの暮らしをお裾分けしてもらっているような感覚が楽しいし、何よりもそこにあるのはどうしようもないほどの「個」なので…

本当に手があたたかい人は心が冷たいのだろうか

何かに追い立てられるように買い物をしている。通勤の時に使うためのトートバッグ、来月の旅行に持って行くリュック。 冬物が結構ダメになってきていることもあって、来月はこれに加えてセーターだったりスキニージーンズだったりヒートテックのインナーだっ…

しょうもないクソビデオで笑い合える相手のいる人生です

11月に入ってから、週末はほとんど人の家に泊っている。泊めてくれた友達にその話をしたら、「不良女子高生みたいな」と言われて笑った。その通りだと思う。私は今になって遅れてきた反抗期を生きているのかもしれない。 実家の他にも帰るところが2つくらい…

容れものに過ぎないと思っていたけれど

朝、やや寝坊。時間がなかったのでアイメイクを諦めて、ラインだけ引いて家を出る。 もうすっかり冬物のコートを着てもいい季節になって嬉しい。冬から春に移り変わる季節とか、秋から冬の間とか、そういう所謂「季節の変わり目」にどんな格好をしたらいいの…

「かわいそう」という言葉の持つ戦闘力がカンストしている

13時。さあ待ちに待った昼休みだと喜び勇んで会社の廊下を歩く。少しヒールのある靴を履いていたから、あまり人気のない廊下にカツカツと踵を踏み鳴らす音が響いたりして、これはちょっと気持ちがいい。 エレベーターに乗る。私の前を歩いていた2人の社員さ…

自分ってこんな顔だったっけな

企業の面接で初めて対面のビデオ通話(もう今はそんな言い方しないのかな)で人と話すという経験をした。 相手の顔の横に自分の顔も映っていて、「あれ、私ってこんな顔だっけ」とかそんな詮無いことを考えながら話していたので、正直なところ自分が何を言っ…

排骨という存在を初めて知った

15日、仕事帰りに会社の面接で五反田へ。疲れていたのであまり愛想よくできなかったのであれまと思ったが、面接官の方がすごく熱心に話を聞いてくれて嬉しかった。 その帰りに面接官の人に教えてもらった焼き鳥屋へ行った。串焼き5本盛りとシークワーサーハ…

【10/7~11/10】Netflixで見た映画まとめ

私が映画を見始めたのは大学2年生くらいの頃だったと思う。趣味と言えるほど詳しい訳ではないが、「見ること」自体は好きで今でも自分のペースで気の向いた時にジャンル問わず見ている。 ただ、極度の出不精なので例え仕事帰りであってもなかなか映画館へ足…

家族の呪いを薄めるための生き方を覚える

前回に引き続き、家族の話。私の半生とか家族の話とか本当にどうでも良いと思うんですけど、私自身こうして言葉にすることで救われている部分も確かにあるので、このブログは書くことで私が今まで抱えてきた様々な生きづらさや呪いを篩っていく場所なのかも…

私の家族は少しばかり歪なのかもしれない

最近自分の家族について自分の考えを整理することが多いので、今回は我が家について書きます。 うちの両親はちょっと毒っぽい。ここで「毒親だ!」と声高に書けないのは、ネットの海で見かけたモンスター毒親たちはうちの両親の遥か上をいっていて、私ごとき…

もうずっと長いこと「自分は選ばれない側の人間」だと思い込んでいた

この世には選ばれる側の人間と選ばれない側の人間がいて、自分は確実に後者だと信じて疑わずに生きてきた。これは人間関係に限った話ではなく、何と言うか、社会的生物としての固有スキル『残り物 EX』を背負わされているような感じ。 そして、その考えは今…

いつかの私たちへ

私たちはどうやったら幸せになれるのだろう。いつになったら幸せになれるのだろう。夜明け前の薄暗く濁った一人暮らしの部屋で、ベッドの中から窓の向こうの四角い街をただじっと眺めるだけの私たちを、一体誰が幸せにしてくれるのだろう。 私たちは夜を愛さ…

「私は子供を産まないんだなあ」と思いながら職場のトイレで啜り泣いた日があった

「子どもを授かること=幸せ」なんて方程式は現世において本当に呪詛のようなものだと思う。女性の独身はかわいそうとか、子どもを産めないのはかわいそうとか、そういうのは本当に不要な気遣いだ。 子どもの頃に聞いた歌(多分何かのアニメのOPか何かだった…

コーヒーの味を思い出すことはしない

最寄駅までの道にある、昔ながらの佇まいをしたやや小汚い喫茶店がずっと気になっていた。踏切沿いにあるその店は、ほんの三、四席のこじんまりとしたカウンターと、四角い白いテーブルが五つほど配置されているだけのシンプルな造りで、いつも地元の人間で…

本当の私なんてどこにもいないのかもしれないけど、それでも良いと思えるようになれたら

ふと考えてみると、20歳を迎えてからは「この人と一緒にいる時の自分はいい感じかもしれないな」と思える相手としか積極的な関わりを持たないようになっている。無意識のうちにそうやって人付き合いを選り好みしているから、友達とか大事な人は多い方ではな…

「推し」という表現に対して長いこと感じていた違和感の正体を探る

今ではすっかりオタク市民権を得て数多のオタク達がこぞってSNSのプロフィールに書き連ねている「推し」という表現だが、私はどうも「○○推しです!」といった言説に対し違和感を感じることが多く、今回はその違和感について書いてみようと思う。 いつからか…

おいしいご飯は最高♡とのたまいつつバイキングに行ったら同行者がウイルス性胃腸炎になった

先週、都内の某所に蟹の食べ放題に行った。いや、厳密に言えば蟹の食べ放題ではなくディナービュッフェだったのだが、私はほとんど蟹しか食べていない。蟹の他はホタテが少しと、デザートのケーキと果物を数種類ずつといった具合である。 シェフが一枚一枚切…